透明電極上に塗布分解法で酸化物半導体を成膜し、これに紫外線照射*することにより、酸化物半導体のバンドギャップに電子捕獲用準位を形成します。
その後、透明電極を形成し、上下の電極間に電圧を印加することにより、酸化物半導体のバンドギャップの準位に電子を出し入れします。
バンドギャップ中に電子があると光を吸収して黒(グレー)になります。また、バンドギャップ中に電子がないと透明になります。
このようにして、電界で光透過率を制御(透明と黒の間)することができます。
※紫外線照射により、原子の再配列(光励起構造変化)をしています。
グエラテクノロジー株式会社が開発した調光ガラスの大きな特徴は、従来の調光ガラス(フィルム)が着色時に乳白色または青色であるのに対して、グレー(色味がニュートラル)であることです。
また、当社開発品は、着色時には近赤外線もカットするので、直射日光の熱をカットする効果があり、夏季の室内・車内等の温度上昇緩和に効果があります。
建築用ガラスまたは自動車用ガラスに成膜して、自動で光(紫外~赤外)透過率制御を行うことが出来ます。
酸化物半導体のバンドギャップ中に電子捕獲準位を形成、この準位に絶縁層を介して電子を充填(充電)するか空(放電)にするかにより、充放電を行います。
二次電池の充放電の仕組みを、解りやすく図にしました。
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